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クラウドソーシングは「自分で営業しなくていい」「お金のやり取りも安心して行える」と、Webライターにとっては欠かせない存在です。
悪質な案件募集がされないようにクラウドソーシング側が常に目を光らせているはずですが、残念ながら『地雷案件』と呼ばれる、絶対に関わってはいけない仕事も混じっているのが現状です。
しかし、特にWebライターを始めたばかりのころは「どんな案件がヤバイのか」なんてわからないですよね。
私自身、Webライターの仕事を始めたころ、知らずに地雷案件に関わってしまったことがあり、とても後悔しています。
地雷案件には特徴があるので、それをまとめました!ぜひ参考にしてみてください。
Webライターが注意すべき地雷案件の特徴9つ
①テストライティングが100円
契約後の報酬額は普通なのに、「テストは100円」という条件が書かれているものは悪質な案件です。
テストと言っても、通常の仕事と同じくらいの作業量がかかるもの。
それなのに「100円」というのは、低報酬で大量の記事を集めたいと思っている証拠です。
②「簡単なリライトです」
自社の記事を書き直してブラッシュアップする案件は問題ありません。
問題なのは「他のサイトの記事をパクって自分のサイトに載せよう」という、コピペリライトをさせる案件です。
ライターがいちから記事を書き上げるわけではないので、低報酬で記事を集めることができるため、この手法を使うクライアントが稀にいます。(募集要項やタイトルで「簡単なリライト作業です」と謳っている傾向があります)
このような案件のクライアントは著作権に対する意識が低く、ライターに対してのリスペクトもないので、関わってはいけません。
③文字単価が0.1円以下
文字単価はジャンルや難易度にもよるので、一概には言えないのですが、さすがに0.1円の案件はおかしいと思ってください。
そういった案件は、たいてい「初心者歓迎!」と謳っており、初心者ライターを低報酬で大量に集めて記事を書かせようとします。
例えば1記事1,000文字で100円という案件の場合、時給換算にすると1時間で100円になることも珍しくありません。(時間がかかってしまう初心者さんなら)
そこからクラウドソーシングの手数料が引かれることを考えると、全く稼げないしスキルアップもできないし…時間の無駄ですね。
④契約内容とちがう
募集要項に書かれていた内容と、実際の作業内容がちがう詐欺案件もあります。
仕事内容が全く異なることは稀ですが、募集要項に書かれていなかった仕事が追加されたり、支払いスケジュールが通常とちがうことは起こります。
ただ、採用してくれた人と作業開始後の担当者で情報の行き違いが起きている場合もあるので、「こんなの聞いてなかった」「これは契約に含まれていない」と感じたら、まず担当者に伝えてみましょう。
⑤低評価が多い
あまりにも評価が低い・評判が悪いクライアントの案件は避けてください。
ライター側もクライアント側も、ある程度普通に仕事をしていれば、低評価が付くことはありません。
例えばクラウドワークスでは5つ星形式で評価を付けますが、よほどのことがない限り、星3~5を付けますよね。
それなのに星1や2が頻繁に付いていれば、それは地雷クライアントということ!
応募する前に必ず評価をチェックし、危ないクライアントかどうかを確認しましょう。
⑥規約違反をしている
例えば仮払い前に仕事をするように言われたり、実質テストが無報酬になるようになっていたり、禁止されている仕事内容を募集していたり…
ルールを守れない人とは仕事をしないほうが自分のためです。
ちなみにクラウドワークスもランサーズも、無報酬でテストライティングをさせるのを禁止しています。
先ほど説明したようなテストを100円で募集している案件は、「本当はお金を払いたくないけど、仕方なく100円だけ…」という意図によるものでしょう。
⑦仕事の詳細が書かれていない
募集要項や依頼内容が明確に書かれていない案件には応募しないようにしましょう。
「詳しいことは契約後に聞けばいいや」と思って契約をしてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と思うはめになります。
⑧掲載サイトを教えてくれない
自分が書いた記事がどんなサイトに掲載されるかは把握しておきましょう。
サイト自体が正しく運営されているか、違反行為がないサイトかを確認する意味もありますし、納品した記事が修正を経て公開されたときに見比べて勉強するのも大事です。
募集要項の段階では掲載サイトを記載していない案件は珍しくありませんが、契約間近の段階で「掲載サイトを教えてほしい」と言っても教えてくれない場合は地雷案件です。
⑨商品やサービスの購入を求めてくる
仕事をするにあたり、講座やスクールへの入会・商品の購入を求められたら、それは地雷案件どころか詐欺案件です。
またレビュー記事の執筆案件では、ライターが自腹を払って商品を購入するわけではなく、クライアント側の負担になることが原則であることを覚えておいてください。
私がこれまで経験した仕事の場合、以下の形態が多かったです。
- クライアントもしくは企業から商品・サンプルの送付がある(有形商品)
- 関係者の無料パスコードが配布される(オンライン講座)
その他、商品代金が報酬に上乗せされ、一旦はライターが購入をする形での契約もあるようです。
悪質な地雷案件に関わらないためのポイント
例えばクラウドソーシング大手の「クラウドワークス 」や「ランサーズ」では、利用規約や仕事ガイドラインに抵触している仕事がないかを随時監視しています。
当サービスでは、利用規約や仕事依頼ガイドラインに抵触するお仕事や行為がないかを随時監視しています。
問題があると判断された場合、事前の予告なしにお仕事の掲載を中断する場合があります。
クラウドワークス よくある質問より
とあるように、規約に触れる案件や怪しいクライアントの案件情報は、即時に掲載が中断されます。
この段階で地雷案件の一部は排除されるため、クラウドワークスのように信頼できるサイトを利用するのが重要です。
ただし、規約には違反していなかったり、ギリギリを攻めている案件はクラウドソーシング側の監視をすり抜けてしまいます。
自分自身で先ほど紹介した特徴も照らし合わせ、次のポイントをよく確認しましょう。
必ず評価をチェックする
大手のクラウドソーシングでは、評価制度が導入されています。
5段階の星評価に加え、レビューのような口コミも見ることができるので、応募前に必ず見るようにしてください。
仕事内容・条件をよく確認する
仕事内容がハッキリしないのに応募したり請け負ってはいけません。
具体的な作業内容や報酬額、納品方法や納期、修正の有無などをよく確認し、不安のない状態で仕事を請け負いましょう。
クラウドソーシングで地雷案件に関わってしまったら?
もしクラウドソーシングで「地雷案件」のようなヤバイ仕事を引き受けてしまったり悪質なクライアントに当たってしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
もちろん、仕事を請け負う前であれば、その案件には応募をしないことで関わらずに済みます。
しかし、すでに仕事を請け負ったあとで「ヤバイ仕事」だったことに気付くことも珍しくありません。
そんなときの対処法は主に3つ。
- そのまま仕事を続ける
- 契約を途中終了する
- 事務局へ通報する
1. そのまま仕事を続ける
仕事自体が規約違反や危険行為ではない場合、とりあえず請け負ってしまった仕事は最後まで続けましょう。
その後は、もうそのクライアントの仕事を請け負わないように「ブロック」してしまうのがおすすめです。
2. 契約を途中終了する
規約違反してそうな仕事や法律に違反してそうな危なさを感じたとき、または契約内容と実際の仕事内容が違う場合などは、契約後でも「途中終了」を願い出ましょう。
契約後の詳細画面には「途中終了リクエスト」ボタンが表示されるので、そのボタンを押すことで途中終了することが可能です。
ただし、一方的に終了させるのはトラブルのもととなりますので、事前に理由とあわせて「途中だが終了したい」ことを伝えましょう。
3. 事務局へ通報する
利用規約に反した仕事内容を依頼された場合(もしくは発見した場合)、事務局へ通報・違反報告をすることができます。
被害者が増えないようにおこなっておくとよいでしょう。
まとめ:クラウドソーシングでは地雷案件に要注意!
クラウドソーシングでは、規約違反の案件がないかを随時監視しています。
しかし、中には「その目をすり抜けてしまう募集案件」や、規約・法律違反ではないものの、「関わってはいけない案件」も存在します。
以下の9つの特徴に当てはまっていないかをよくチェックし、地雷を踏まないように注意してください。
①テストライティングが100円
②「簡単なリライトです」
③文字単価が0.1円以下
④契約内容とちがう
⑤低評価が多い
⑥規約違反をしている
⑦仕事の詳細が書かれていない
⑧掲載サイトを教えてくれない
⑨商品やサービスの購入を求めてくる